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当店の薪について

当店の薪は、北陸地方の里山の再生・保全事業等で間伐・伐採された広葉樹から生産されています。 近年雑木林では、森林の荒廃が進み、病中害が発生しています。そこで、蔓延を防ぐ為に通年立ち枯れ木の伐採と、予防伐採が行われています。私たちはそのような雑木林から生産される原木を買い取り、薪として生産しています。通常の薪の伐採は11月を過ぎた冬季に行われる場合が多く、薪に加工した場合も樹皮が残り綺麗な薪を生産する事が出来ますが、春夏期の伐採した木は薪に加工する時に樹皮が剥がれおちたり、自然乾燥保存期に樹皮が剥がれ、薪と剥がれた樹皮の間で、菌類が発生する事があります。従って、樹皮のない表面が菌(きのこの菌やカビ)で汚れた後があったり。表面から数センチにわたって、黒みがかった変色域がある場合があります。

私たちは、伐採・間伐した森林には極力何も残さないという取り組みを行っています。木の幹から枝先まで、利用可能な部分はすべて商品化し、綺麗な、里山・森林を残す取り組みを行っています。そして、今まで価値が無いとして、打ち捨てられた木々も、商品化しようとしています。そのような活動を通じて、里山で暮らす人々に生業を創り出す試みをおこなっています。里山環境の再生への少しばかりの思いやりとして、色々な格好の悪い薪達のご購入も、ちょっとだけお願いします。燃焼には全く問題がありませんので、ご安心ください。



薪の産地証明・放射能検査について

薪は燃焼することにより、セシウム等の放射性物質が、残留灰に高濃度に濃縮されるケースがあるようです。
当店の薪は、石川県・富山県で伐採された雑木から生産されていますが、薪ストーブユーザーの皆様により安心して当店の薪をご利用いただけるよう、産地証明・放射能測定結果表をご希望のお客様に発行しております(※無料)。


2012年5月実施の放射性物質検査結果の一部
(※検査の結果、放射性物質は検出されませんでした)

必要な方には産地証明を添付いたします。

ご希望のお客様は、ご注文される際に備考欄に「産地証明・放射能測定結果表 必要」などとご記入ください。

※以下は平成23年11月8日に報道発表された、林野庁の資料になります。(※抜粋引用)
http://www.rinya.maff.go.jp/j/press/tokuyou/111118.html

調理加熱用の薪及び木炭の放射性セシウム測定のための検査方法について

林野庁は、調理加熱用の薪及び木炭の当面の指標値に関する検査を的確に実施するため、具体的な放射性セシウム測定の検査方法を定めました。
検査方法の概要
11月2日(水曜日)に調理加熱用の薪及び木炭の取扱いについて、当面の指標値を定めましたが、今般、具体的な放射性セシウム測定の検査方法を定めました。
検査方法の主な内容は以下のとおりです。
1.検査対象
(ア)東京電力福島第一原子力発電所事故以降、次の状態にあったものを対象とします。
・ 17都県※において採取及び保管された原料から生産された薪及び木炭
・ 17都県において保管された薪及び木炭

※食品中の放射性物質に関する「検査計画、出荷制限等の品目・区域の設定・解除の考え方」(平成23年8月4日原子力災害対策本部決定)に定められた総理指示対象自治体及びその隣接自治体
(青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、山梨県、長野県及び静岡県)

(イ)次に掲げるものは検査の対象外とします。
・ 平成23年3月11日以前に生産され、シートをかける等風雨にあてない状態で保管されていたもの
・ 原料の全てが次のいずれかに該当するものであって、シートをかける等風雨にあてない状態で保管され、かつ当該原料により生産された製品についてもシートをかける等風雨にあてない状態で保管されていたもの
(1)平成23年3月11日以前に採取されたもの
(2)17都県以外の地域において採取されたもの

薪まきハウスは上記の17都県には当たらないものの、当店の薪(石川県・富山県産の薪で2011年1月伐採と2011年10月伐採分)に対して、2012年5月、放射性物質測定検査を依頼・実施いたしました。
その結果、放射性物質はいずれも検出されなかったことを以下にご報告いたします。